逆転人生物語

🤔たった一言で人生が変わった【第3話】

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こんにちは、室賀博之です。

社長と所長がいつになく
ヒソヒソ声で真剣に話していました。

立ち聞きなんて礼儀に反すると
思いながらも、あまりにも異様な
雰囲気にその場を立ち去ることが
できず。

在庫の棚の影にいました。

その時、社長の口からでた言葉が、

「そろそろ独立しないか?」

でした。

(え?え?どういうこと?)

これを聞いた私は倉庫を
立ち去りました。

1日モヤモヤしていました。

業務も終わりに近づいた
その日の夕方、周りに他の社員が
いないのを確かめて所長に聞いて
みました。

「あのー、今朝社長と所長が倉庫で
話してるのを聞いてしまったんです
けど独立ってどういうことですか?」

最初は取り繕おうとしていた所長
でしたが私があまりにも真剣に聞く
ので、重い口を開きはじめます。

『いやな、ここんとこ毎年赤字続きだろ?』

『だもんで、社長がこの支店を買い取って
独立してみないかっていうんだよ』

『もう40年近くこの会社で働いてるし、
そろそろどうだってね』

これって誰が聞いたって
どういうことが分かります。

要は、赤字経営に耐えきれなくなって
支店を売っぱらって厄介払いしたいと
いうことです。

「それって酷すぎませんか?!」

「所長は会社のために身を粉にして
働いてきたのに・・・厄介払いを
そういう社員に押し付けようって
いうことですよね?!」

と、私が勢いあまって声を荒げると、

『いや、社長もそういうことをしようと
いうんじゃないんだろうけど・・・
まぁ当たらずとも遠からずかもなぁ
はは…』

この所長は争いごとが嫌いなタイプ。

声を荒げたり怒ったりすることが
ないので先輩社員2人からは半ばバカに
されていました。

でも、私が入社した当時から何かにつけ
「室賀君、室賀君」と目をかけてくれて
私も所長だけは信頼していました。

私が入社した当時はバブル景気真っ盛り。

所長と先輩の1人は株式投資をやっていました。

当然素人投資家なのでバブルが弾けた後は
2人ともかなりな損害を出したみたいでした。

先輩社員はそれで株とはおさらばした
みたいですが、所長だけは株の魅力を
いつも私に熱く語ってくれたものでした。

経済や株式のことなどまるで疎かった
私もいつしか株式投資に興味を持ち、
所長に教わったり自分で専門書を買って
読むなど、所長とは非常にいい関係でした。

なので、クソな上司やアホな上司には
すぐ噛み付く私も(笑)、この上司の
所長には今でも恩義を感じています。

そういう思いもあり、いや、
そういう個人的な思いを外して考えても、

赤字部門を切り離し社員に押し付けよう
とする社長の態度に我慢がなりませんでした。

結局、所長は支店を買い取る話は
断ったようでした。

でも、これを契機に私の中で
ある考えが芽生えはじめます。

それは、

(いつまでもこんな会社に依存していたらヤバいんじゃないか?)

(自分で収入を得る力を養ったほうがいいんじゃないか?!)

ということ。

30代半ばにしてやっとこの考えに
たどり着きます。

そして私はある行動に出ます。

その、ある行動とは・・・

次回に続きます。

室賀博之

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